FAQ(よくあるお問い合わせ)
設置や測定動作について
バッテリー駆動時間は?
本器は、満充電のZ1007 バッテリパック1個で約2時間、2個で約4時間駆動します。(23°C参考値)
無線ユニットは、満充電で5時間から9時間(ユニットによる)です。(23°C参考値)
バッテリパックでの連続使用時間
直結ユニットの消費電力は?
ACアダプタまたはDC 12 V外部電源使用時の直結ユニットの消費電力(23°C参考値)
測定中に停電すると、データはどうなる?
測定データは残りません。無線ユニットだけが停電したときは、測定を継続します。ただし、停電に備えて、Z1007 バッテリパックの使用をお勧めします。
バッテリパックの取り付け
停電が復帰したら、記録を再開したい
スタート状態保持機能で、停電復帰時に記録を再開できます。
取扱説明書 詳細編「7.1 環境の設定をする」
温度が大きく違う場所に本器を移動した直後に、温度の誤差が大きいのはなぜか?
熱電対での温度測定は、端子温度を内部の温度センサーで測定して基準接点補償を行います。環境温度が急激に変わると、端子台と温度センサーの熱均衡が崩れて誤差になります。温度が大きく違う場所に本器を移動したときは、60分以上放置してから測定してください。
本器の設置について
入力のゼロ位置のずれを直したい
ゼロアジャスト機能で、ゼロ位置のずれを補正できます。ひずみユニット(U8554、LR8534)は、ゼロアジャスト機能は無効です。
ひずみユニットのゼロ位置の補正は、オートバランスで実行できます。
取扱説明書 詳細編「1.10 ゼロアジャストする(ゼロ調整)」、「ひずみの測定」
CH1だけ入力しているのに、未接続のチャネルにも波形が出る
入力端子が開放していると、他のチャネルの影響を受けた波形になる場合があります。入力開放のチャネルをOFFにするか、プラス端子とマイナス端子との間を短絡してください。
無入力なのに表示値がふらつく
誘導電圧により表示値がふらつく場合がありますが、故障ではありません。
測定中にマークをつけ、あとで検索したい
波形にイベントマークを付けることができます。
イベントマークの場所に表示をジャンプできます。
取扱説明書 詳細編「5.1 測定中にイベントマークを付ける」
無線ユニットを使用したとき、ユニット間でサンプリングタイミングがずれているように見える
無線通信良好時で20 ms程度、電波環境が悪いとそれ以上ずれることがあります。
取扱説明書 詳細編「1.17 測定データについて」
[トリガ待ち]と表示され、測定しない
トリガを設定しているときは、トリガが成立するまで記録を開始しません。
強制的にトリガをかけることができます。
取扱説明書 詳細編「2 トリガ機能」「2.8 強制的にトリガをかける」
設定について
不要なチャネルを非表示にしたい
波形表示色を[×](OFF)に設定します。
取扱説明書 詳細編「1.4 入力チャネルの設定をする」
電圧がある部分の温度を測定したい
電圧がチャネル間最大電圧および対地間最大電圧を超えていなければ温度を測ることができます。
超える場合は、非接地型の熱電対を使用するなどして、入力端子に電圧が印加されないようにしてください。
測定時の注意
基準接点補償は[EXT]と[INT]のどちらに設定すれば良いか?
その場合の確度は?
熱電対をユニットの端子台に接続する場合は、[INT](内部)に設定します。
測定確度は、温度測定確度に基準接点補償確度を加算した値になります。
例:熱電対Kで0°Cから100°Cまでの範囲の温度を測定した場合
温度測定確度の±0.5°Cに基準接点補償確度の±0.5°Cを加算した±1.0°Cが測定確度になります。
取扱説明書 詳細編「温度(熱電対)の測定」
データ保存について
市販のSDメモリカードまたはUSBメモリは使えるか?
弊社オプションのSDメモリカードまたはUSBメモリをお使いください。市販のSDメモリカードとUSBメモリは、動作を保証しません。
指紋認証などのセキュリティー機能がついたUSBメモリは使用できません。
SDメモリカード・USBメモリ
自動保存中にメディアを交換したい
波形画面右上の[取り出し]でENTERキーを押します。
取扱説明書 詳細編「リアルタイム保存中のメディア交換(取り出し)」
何日間の記録ができるか?
設定できる記録長は、チャネル数や記録間隔によって異なります。
例: 記録間隔1 s、15チャネル、1 GBのメディアの場合、約400日間の記録ができます。
取扱説明書 詳細編「11.9 ファイルの容量」
波形データをExcelで見たい
自動保存した波形データ(バイナリー形式)を、ロガーユーティリティでテキスト形式(CSV)に変換できます。
CSVファイルは、Excelで読むことができます。
ロガーユーティリティを使う
波形データ(CSV形式)の時間値を経過時間(相対時間)ではなく、時刻(絶対時間)にしたい
[時間値の表示]を[日付]に設定します。
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時間:測定開始からの経過時間
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日付:実時間(日付と時刻)
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データ数:測定開始からのデータ数
取扱説明書 詳細編「その他の表示設定」
拡張子「.MEM」と「.LUW」の違いは?
「.MEM」:バイナリー形式の波形データで、本器とロガーユーティリティで読み込みができます。
「.LUW」:ロガーユーティリティでの波形データで、本器で読み込みはできません。
取扱説明書 詳細編「3.1 保存・読み込みできるデータ」