ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十分にご活用いただくために、次の注意事項をお守りください。
本器の仕様だけではなく、使用する付属品、オプションなどの仕様の範囲内で本器をご使用ください。
ご使用前の確認
危険 |
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使用前に、本器の点検と動作の確認をする 本器が故障したまま使用すると、重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。故障を確認した場合は、お買上店(代理店)か最寄りの営業拠点にご連絡ください。点検については、本器の点検をご覧ください。 |
使用温湿度範囲、保存温湿度範囲については、仕様をご覧ください。
警告 |
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本器を次のような場所に設置しない
本器が破損したり誤動作をしたりし、人身事故を引き起こすおそれがあります。 |
注意 |
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本器を、不安定な台の上や傾いた場所に置かない 本器を落としたり倒したりすると、人身事故または本器の破損を引き起こすおそれがあります。 0°C以下の環境で、ケーブルを曲げたり引っ張ったりしない ケーブルが硬くなっているので、ケーブルが断線したり被覆が破損したりし、作業者が感電するおそれがあります。 通信中は通信ケーブルを抜かない 本器が破損するおそれがあります。 |
通信ケーブルを接続したり取り外したりする前に、本器およびPCの電源を切る 本器が誤動作したり破損したりするおそれがあります。 本器とPCの接地(アース)は共通の電位にする 本器のGNDとPCのGNDとの間に電位差がある状態で通信ケーブルを接続すると、本器が誤動作したり破損したりするおそれがあります。 |
重要
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測定ユニットの端子台付近の周囲温度が変化しないようにしてください。換気扇やエアコンなどの吹き出しが端子台に当たると、熱電対での温度計測で測定誤差を生じます。
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温度変化の大きな場所に移動したときには、60 分以上放置してから測定を開始してください。
通風孔をふさがないでください。(本器の温度上昇を防ぐため、左右5 cm以上離して設置する)
本器はEN 61326 Class Aの製品です。住宅地などの家庭環境で使用すると、ラジオおよびテレビ放送の受信を妨害することがあります。その場合は、作業者が適切な対策を施してください。
無線ユニットの設置について
無線ユニットは、次のいずれかの状態で設置してください。
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水平置き:正面(入力端子がある面)を上にする
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垂直置き:上面(Z3230またはZ3231がある面)を上にする
上記以外の状態で使用した場合、確度仕様を満足できないことがあります。
危険 |
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測定ユニットの最大入力電圧、対地間最大定格電圧、チャネル間最大定格電圧を超える電圧を各チャネル間に入力しない 抵抗測定の入力端子に電圧を入力しない 最大入力電圧、対地間最大定格電圧、チャネル間最大定格電圧は、測定ユニットで異なります。最大入力電圧、対地間最大定格電圧、チャネル間最大定格電圧は、仕様で確認してください。 作業者が感電したり、本器が破損したりするおそれがあります。 本器と測定ユニットを主電源回路の測定に使用しない 測定ユニットのU8550、U8551、U8552、U8553、LR8530、LR8531、LR8532、およびLR8533の対地間電圧はCAT IIに対応していますが、CAT II、CAT Ⅲ、またはCAT Ⅳに対する測定はできません。 絶対に、測定端子間にCAT II、CAT IIIまたはCAT IV電圧を入力しないでください。 作業者が感電したり、本器が破損するおそれがあります。 |
測定をする前に、測定回路の電源を切る 作業者が感電したり、本器が破損したりするおそれがあります。 |
警告 |
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本器をぬらさない 本器をぬれた手で操作しない 作業者が感電するおそれがあります。 |
誘導電圧の影響
無入力時は、誘導電圧により表示値がふらつく場合がありますが、故障ではありません。
輸送時の注意
梱包材は開梱後も保管してください。本器を輸送する際に、お届けしたときの梱包材が必要です。
注意 |
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本器を運搬するとき、および取り扱うときは、本器に振動および衝撃を与えない 本器を落下させない 本器が破損するおそれがあります。 |
Z1007 バッテリパックを航空輸送するとき
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Z1007 バッテリパックは、充電式のリチウムイオン電池を使用しています。
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リチウムイオン電池の航空輸送は、国連勧告に基づいた規制を受けます。
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Z1007 バッテリパックを装着している機器の航空輸送をする場合は、輸送会社または航空会社にご連絡ください。
ディスクご使用にあたっての注意
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ディスクの記録面に汚れや傷が付かないようご注意ください。また、文字などをレーベル面に記入するときは、先の柔らかい筆記用具をお使いください。
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ディスクは保護ケースに入れて保管してください。また、直射日光や高温多湿の環境にさらさないでください。
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このディスクのご使用にあたってのコンピューターシステム上のトラブルについて、弊社は一切の責任を負いかねます。
無線LANについて
LR8450-01 メモリハイロガーとZ3230またはZ3231 無線LANアダプタは、2.4 GHz帯域の電波を使用しています。本製品を使用する上で無線局の免許は必要ありませんが、次のことにご注意ください。
危険 |
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心臓ペースメーカーなどの医療用機器の近くで使用しない 本製品の電波がペースメーカーや医療機器の動作に影響を及ぼし、誤動作による事故を引き起こすおそれがあります。 |
警告 |
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医療機器、原子力設備や機器、航空宇宙機器、輸送設備や機器などの人命に関わる設備や機器、および高度な信頼性を必要とする設備や機器やシステムでは使用しない これらの用途に本製品を使用し、人身事故、損害などが生じても弊社はいかなる責任も負いかねます。 |
重要
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同じ周波数帯を使用している他の無線通信機器の近くで、LR8450-01と無線ユニットを使用しないでください。通信が不安定になったり、他の機器の動作に影響を与えたりするおそれがあります。
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LR8450-01と無線ユニット(Z3230またはZ3231 無線LANアダプタ)は、それぞれの間の距離が見通しで30 m以内になるように設置してください。
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LR8450-01と無線ユニットとの間に、障害物(壁、金属の遮蔽物など)が無いように設置してください。通信が不安定になったり、通信距離が短くなったりするおそれがあります。
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LR8450-01と無線ユニット(Z3230またはZ3231 無線LANアダプタ)との通信は暗号化していますが、情報の秘匿性を保証するものではありません。無線通信による測定値の漏洩などについて、弊社は一切の責任を負いかねます。
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LR8450-01と無線ユニット(Z3230またはZ3231 無線LANアダプタ)は電波を発生します。電波の使用にはそれぞれの国での許認可が必要です。付属の「電波使用上の注意」に記載されている国と地域以外で使用した場合には、法律違反となり罰せられることがあります。
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LR8450-01や無線ユニット(Z3230またはZ3231 無線LANアダプタ)を床や地面に置くと、通信距離が短くなります。机や台など、床や地面から離すと、通信距離を延ばすことができます。
通信不良時の対処法
本器と無線ユニットの通信不良時の対処法を設定ナビ(QUICK SET)で確認できます。
取扱説明書 詳細編「1.16 設定ナビ(QUICK SET)」
通信状況の確認
無線LANの周辺の通信状況を確認できます。
取扱説明書 詳細編「9.4 無線LANを使う(LR8450-01のみ)」