バッテリパックの取り付け
商用電源から電源を供給できないときに、オプションのZ1007 バッテリパックで本器や無線ユニットを駆動できます。
また、商用電源を使用しているときには、停電時のバックアップ電源としても使用できます。
ACアダプタと併用するときは、ACアダプタから優先して電源が供給されます。ACアダプタからの電源供給が無くなると、バッテリー駆動に切り替わります。
危険 |
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バッテリパックを分解したり、改造したりしない 火の中に投入したり、加熱したりしない 高温(80°C以上)の場所で使用したり、高温の場所に放置したりしない 液体に浸したり、濡らしたりしない 釘を刺したり、ハンマーで叩いたり、踏みつけたりしない 衝撃を与えたり、投げたりしない 電線などを直接はんだ付けしない 弊社が指定した機器以外に接続しない 外傷があるバッテリパックおよび変形しているバッテリパックを使用しない 電磁調理器の上に置いたり、電子レンジや高圧容器の中に入れたりしない 保管中にバッテリパックの異常(異臭の発生、発熱、変色、変形など)を確認した場合は、そのバッテリパックを使用しない バッテリパックから液漏れしたり、バッテリパックが発熱、発煙、破裂、または発火したりし、重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 プラス端子とマイナス端子とを互いに金属で接続しない 金属製品と一緒に持ち運んだり、保管したりしない 端子同士が短絡し、バッテリパックから液漏れしたり、バッテリパックが発熱、発煙、破裂、または発火するおそれがあります。あるいは、金属製品に過大な電流が流れ、金属製品が発熱するおそれがあります。これらは、重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 |
危険 |
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本器および無線ユニットをバッテリーで駆動する場合は、Z1007 バッテリパックを使用する 本器が破損したり、バッテリパックから液漏れしたり、バッテリパックが発熱、発煙、破裂、または発火したりし、重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 Z1007以外のバッテリパックを使用した場合の機器の破損および事故などについて、弊社は一切の責任を負いかねます。 バッテリパックから漏れた電解液が目に入ったときは、目をこすらずに、すぐに水道水などのきれいな水で十分に洗う 放置すると、目に障害を与えるおそれがあります。 |
警告 |
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充電中にバッテリパックの異常を確認した場合は、本器または測定ユニットからACアダプタを取り外し、充電を中止する 所定の充電時間を過ぎても充電が完了しない場合には、充電を中止する 使用中にバッテリパックの異常を確認した場合は、直ちに使用を中止する バッテリパックから液漏れしたり、バッテリパックが発熱、発煙、破裂、または発火したりし、人身事故を引き起こすおそれがあります。 電解液が漏れているとき、および異臭がするときは、直ちにバッテリパックを火気から遠ざける 漏れた電解液が引火し、人身事故を引き起こすおそれがあります。 |
注意 |
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直射日光の強いところ、炎天下の車内など、高温になる場所で、バッテリパックを使用しない 高温の場所に放置しない お買い上げ後、初めて使用する際に、さび、異臭、発熱、その他異常を確認した場合は、そのバッテリパックを使用しない バッテリパックから液漏れしたり、バッテリパックが発熱、発煙、破裂、または発火したりし、人身事故を引き起こすおそれがあります。また、バッテリパックの性能や寿命を低下させるおそれがあります。 |
バッテリパックから漏れた電解液が皮膚や衣服に付着した場合は、直ちに水道水などのきれいな水で洗い流す 皮膚がかぶれるおそれがあります。 カバーを閉めるときは、必ずカバーに装着されているねじを使用する 装着されているねじより長いねじを使用すると、本器が破損するおそれがあります。 |
重要
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お買い上げ後初めてバッテリパックを使用する場合、または長期間使用しなかった場合は、必ず充電してからご使用ください。自己放電により容量が低下しています。
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正しく充電しても使用できる時間が著しく短い場合は寿命です。新しいバッテリパックと取り替えてください。
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本器または無線ユニットに正しく接続してください。
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周囲温度が5°Cから35°Cまでの範囲で充電してください。5°Cに近い低温で充電した場合、23°Cで充電した場合と比べて、充電できる量が減ります。低温になるほど、機器を使用できる時間が短くなります。
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長期間使用しないときは、本器または無線ユニットからバッテリパックを取り外して、涼しいところ(20°C程度)で保管してください。1年に1度、本器または無線ユニットで約30分間充電してください。
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バッテリパックは消耗品です。寿命(容量が初期の70%以上)は、充放電サイクル約300回です(保管方法、使用環境により異なります)。
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表示されるバッテリー残量は、バッテリパックの特性上、ご使用時の設定条件や、使用温度、充放電回数により、実際のバッテリー残量から変動します。
使用済みバッテリパックの取り扱いについて
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Z1007 バッテリパックは、充電式のリチウムイオン電池を使用しています。
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リチウムイオン電池は、リサイクルできる貴重な資源です。
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不要になったZ1007 バッテリパックは、金属端子部にセロハンテープなどの絶縁テープを貼って、最寄りのリサイクル協力店・リサイクル協力事業者・リサイクル協力自治体にお渡しください。
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充電式電池の回収・リサイクルおよびリサイクル協力店については、以下をご覧ください。
一般社団法人JBRCホームページ https://www.jbrc.com
本器には、Z1007 バッテリパックを2個まで装着できます。
バッテリパックは1個だけでも使用できます。
用意するもの:Z1007 バッテリパック、ドライバー(No.2)
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重要
バッテリパックを2個装着している場合は、交換は2個同時に行ってください。使用中に、一方のバッテリパックだけを交換すると、残り容量が正しく検出されないことがあります。
バッテリパックを無線ユニットに取り付ける
用意するもの:Z1007 バッテリパック、ドライバー(No.2)
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本器はZ1014 ACアダプタで、無線ユニットはZ1008 ACアダプタで商用電源に接続すると、バッテリパックを充電できます。本器または無線ユニットの電源が切れていても充電できます。
充電中は、
のLEDがオレンジ色に点灯します(本器は、充電を開始してから約5秒後に のLEDが点灯します)。満充電になると充電を停止し、 のLEDが消灯します。充電時間の目安(本器、無線ユニット)
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約7時間(バッテリー残量が少ないバッテリパックを充電したとき)
本器
バッテリパック1個での連続使用時間の目安(参考値)
連続使用時間の目安 |
バックライト輝度 |
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約2時間 |
5(最大輝度) |
満充電後、U8551 ユニバーサルユニット1台接続、周囲温度は23°Cにおいて規定
バックライトセーバーを設定したり、バックライトの輝度を下げたりする(バックライトを暗くする)と、駆動時間が長くなります。
取扱説明書 詳細編「バックライトセーバー」、「バックライト輝度」
バッテリパック2個での連続使用時間は、1個での連続使用時間の約2倍になります。
低温になるほど、バッテリパックを使用できる時間は短くなります。
また、十分に充電されていても、バッテリパックが低温になると、本器が起動しない場合があります。本器にバッテリパックを2個装着したり、バッテリパックを常温になるように温めたり、予備のバッテリパックと交換したりしてください。モニター画面とCH設定画面では、データを収集しているため、測定を開始していなくてもバッテリーを消費します。
無線ユニット
バッテリパックだけでの連続使用時間の目安(参考値)
ユニット |
連続使用時間の目安 |
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LR8530 ワイヤレス電圧・温度ユニット |
約9時間 |
LR8531 ワイヤレスユニバーサルユニット |
約7時間 |
LR8532 ワイヤレス電圧・温度ユニット |
約9時間 |
LR8533 ワイヤレス高速電圧ユニット |
約9時間 |
LR8534 ワイヤレスひずみユニット |
約5時間 |
LR8535 ワイヤレスCANユニット |
約10時間*1、約5時間*2 |
LR8536 ワイヤレス電流モジュール |
約5時間 |
満充電後、周囲温度は23°Cにおいて規定
- *1
非接触CANセンサ不使用時
- *2
非接触CANセンサ2台使用時
充電時期について
本器
バッテリパックで本器を駆動中にバッテリーの残量が少なくなると、画面のバッテリーアイコンが赤く表示されます。このマークが表示されたら、Z1014 ACアダプタを接続してバッテリパックを充電してください。
本器のバッテリーアイコンが赤くなってからバッテリー切れになるまでの目安(参考値)
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約10分(直結ユニット4台、SDメモリカードにリアルタイム波形保存、バックライト輝度5(最大輝度)、バックライトセーバーOFF、23°Cで使用時)
無線ユニット
バッテリパックで無線ユニットを駆動中にバッテリーの残量が少なくなると、バッテリーLED(BATT)が点灯から点滅に変わります。
バッテリーLEDが点滅してからバッテリー切れになるまでの目安(参考値)
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約30分(23°Cで使用時)