使用前の点検

本器および無線ユニットの電源を入れる前に点検し、保存や輸送による故障がないことを確認してください。

故障を確認した場合は、お買上店(代理店)か最寄りの営業拠点にご連絡ください。

周辺機器の点検

接続する測定ケーブル類の被覆が破れたり、金属が露出したりしていませんか?

損傷がある場合は、その測定ケーブルを使用しないでください。作業者が感電するおそれがあります。指定のものと交換してください。

本器の点検

  • 本器に破損しているところはないですか?
    損傷がある場合は、修理に出してください。

  • 本器の電源を入れ、画面が表示されますか?
    表示されない場合は、電源コードの断線や本器が故障しているおそれがありますので修理に出してください。

コードやケーブル類の取り扱いについて

警告

測定ケーブル類は、本器より低い位置に垂らす

水や液体が測定ケーブル類を伝わって本器内部に浸入し、本器が損傷し、人身事故を引き起こすおそれがあります。

測定端子に結線する前、または本器の電源を入れる前は、次のようにする

  1. 測定ラインの電源を遮断する

  2. 各機器の電源を切る

  3. 測定対象物から外す

  4. 端子台カバーを閉じる(U8555、U8556、LR8535、LR8536以外)

指定の配線材を使用する。あるいは、耐電圧および電流容量に余裕がある配線材を使用する

感電事故、または短絡事故を引き起こすおそれがあります。

測定ケーブル類を入力端子に確実に接続する

端子が緩んでいると、接触抵抗が大きくなり、本器が発熱し、人身事故、本器の焼損、または火災を引き起こすおそれがあります。

注意

コード類を踏んだり挟んだりしない

被覆が破損し、人身事故を引き起こすおそれがあります。

仕様を超える電圧をチャネル間に印加しない

チャネル間が絶縁されているユニットは、半導体リレーを使用しています。雷によるサージなど仕様を超えた電圧が印加されると、半導体リレーが短絡故障をするおそれがあります。

重要

  • 3 m 以上のケーブルを接続した場合、外来ノイズなど、EMC環境の影響を受けることがあります。ケーブルは、電源ラインやアース線から離して配線してください。

  • ケーブルを他の機器とパラレルに接続すると、測定値がばらつく場合があります。パラレルに接続する場合は、必ず動作を確認してご使用ください。

入力端子に接続する場合

危険

耐電圧を超えるサージが発生する可能性がある環境で、入力コード類を接続したままにしない

本器が破損し、重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。

警告

入力端子に配線する前は、次のようにする

  1. 本器および接続する機器の電源を切る

  2. 体に帯電した静電気を除去する

作業者が感電したり、本器が破損したりするおそれがあります。

配線に圧着端子を使用する場合は、次のサイズのM3ねじ用絶縁被覆付き端子を使用してください。

 

外部制御端子に配線をする場合

警告

外部制御端子に配線する前は、次のようにする

  1. 本器および接続する機器の電源を切る

  2. 体に帯電した静電気を除去する

  3. 信号が外部入出力の定格を超えていないことを確認する

  4. 接続する機器および装置を、適切に絶縁する

作業者が感電したり、本器が破損したりするおそれがあります。

注意

出力部を短絡したり、電圧を入力したりしない

本器が破損するおそれがあります。

外部制御端子のGNDと接続対象物のGNDとの間に電位差が無いようにする

接続対象物および本器が破損するおそれがあります。

外部制御端子のGNDと本器のGNDは共通で、それらの間は絶縁されていません。

測定ケーブルにツイストペア線を使用する場合は、隣接の測定ケーブルや端子と接触しないようにご注意ください。