ひずみゲージ、変換器の結線

対象ユニット:U8554、LR8534

用意するもの:マイナスドライバー(刃先幅 2.6 mm)、ひずみゲージまたはひずみゲージ式変換器

 

推奨線径

単線

φ0.32 mm ~ φ1.29 mm(AWG26-16)

より線

0.2 mm2 ~ 0.52 mm2(AWG24-20)

標準むき線長さ

9 mm

  • ひずみゲージは、ゲージ抵抗値が120 Ωのものを選定してください。350 Ωのひずみゲージを使う場合は、別途ブリッジボックスを介して4ゲージ法(変換器)と同じ接続にしてください。

  • ひずみゲージ式変換器は、ブリッジ電圧 DC 2 Vに対応したものを選定してください。

  • ひずみの計測についての詳細は、取扱説明書 詳細編「11.2 ひずみを計測する」をご覧ください。

注意

ケーブルや、ケーブルの付け根を、過度に折ったり、引っ張ったり、ねじったりしない

ケーブルが断線するおそれがあります。

  • 電源ラインやアース線から離してケーブルを配線してください。

  • 5 mV以下の電圧レンジの測定は、配線・コネクターでの熱起電力の影響を受ける場合があります。

  • 測定に使用するものと同じ配線・コネクターを使用してオートバランスを行ってください。

  • U8554、LR8534の端子台の各チャネルのE端子(GND)は共通です。

  • ひずみゲージなどリード線を直接接続する場合は、あらかじめリード線の先端を9 mm程度被覆を剥離し接続してください。

  • ひずみゲージを使用する場合は、 ゲージ端子を用いて本器推奨線径のリード線を取り付けるか、本器推奨線径のリード線付きのものをご使用ください。

  • ひずみゲージ式変換器のように先端にコネクター(NDISコネクターなど)が付いているタイプの場合は、センサーメーカーが用意している接続ケーブルを使用して接続してください。

結線確認ラベルの貼り付け

付属の結線確認ラベルを、任意の場所(端子台カバーの裏など)に貼り付けてください。

 

端子台カバーにラベルを貼り付けた場合

結線確認ラベル

1 端子台カバーを開く

2 結線方法に合わせ、DIPスイッチを設定する

入力結線とDIPスイッチの設定

3 接続する端子のボタンをマイナスドライバーで押し込む

4 ボタンを押し込んだ状態で、端子穴にケーブルを差し込む

例:1ゲージ法(2線式)の場合

5 ボタンからマイナスドライバーを離す

ケーブルがロックされます。軽く引き、抜けないことを確認します。

6 端子台カバーを閉じる

ひずみゲージ接続ガイドの表示方法

QUICK SETキーを押し、[ひずみゲージ接続ガイド]を選択すると、ひずみゲージの接続図が表示されます。

取扱説明書 詳細編「1.16 設定ナビ(QUICK SET)」

入力結線とDIPスイッチの設定

使用する測定方法に合わせ、結線する端子とDIPスイッチを選択してください。

DIPスイッチは、上側がON、下側がOFFです。

 

DIPスイッチ

(1) 1ゲージ法(2線式)

(2) 1ゲージ法(3線式)

(3) 2ゲージ法(隣辺)

(4) 4ゲージ法・変換器

(5) 電圧入力

 

変換器を接続する場合、各端子は次のとおりです。

変換器出力がコネクター(NDISコネクターなど)になっているときは、コネクター – バラ線ケーブルを使って接続します。

A +印加電圧

B -変換器出力

C -印加電圧

D +変換器出力

E 測定GND

ひずみの測定

  • ひずみゲージの設置、配線終了後、測定前にオートバランスを行ってください。

    取扱説明書 詳細編「1.4 入力チャネルの設定をする『ひずみの測定』」

  • ひずみゲージの配線は固定し、ゲージ本体に力が加わらないようにしてください。