製品概要と特長
本器は測定ユニットの組み合わせにより、温度、電圧、ひずみなどの物理量やCANバス上のデータを観測できる多チャネルのロガーです。
測定ユニットとして、ロガー本体に装着できる直結ユニットと、無線LANでデータを送信できる無線ユニットが用意されています。
用途に応じて、選べる14種類のユニット
LR8450は、直結ユニットを装着できます。
LR8450-01は、直結ユニットと無線ユニットを混在して使用できます。
お勧めのユニット
特長 |
直結ユニット |
無線ユニット |
---|---|---|
温度を10 msサンプリングで記録(熱電対) |
U8550 |
LR8530 |
温度を高精度に記録(測温抵抗体) |
U8551 |
LR8531 |
温度を多チャネルで記録(熱電対) |
U8552 |
LR8532 |
電圧を1 msサンプリングで記録 |
U8553 |
LR8533 |
ひずみを1 msサンプリングで記録 |
U8554 |
LR8534 |
CAN信号を10 msサンプリングで記録 |
U8555 |
LR8535 |
電流を1 msサンプリングで記録 |
U8556 |
LR8536 |
チャネル数に応じて、ユニットを脱着可能
LR8450とLR8450-01のいずれも、直結ユニットを4台まで装着可能です。
LR8450-01は、直結ユニットを装着しないで、無線ユニットだけでの記録もできます。
CANユニットは、4台(直結ユニットと無線ユニットの合計)まで装着可能です。
使用可能なユニット数とチャネル数
形名 |
直結ユニット |
無線ユニット |
計測できるチャネル数 |
---|---|---|---|
LR8450 |
4 |
- |
120 |
LR8450-01 |
4 |
7 |
330(直結120、無線210) |
ユニットを増設しても、サンプリングは遅くならない
ユニットごとにA/Dコンバーターを搭載し、ユニットを増設してもサンプリングは遅くなりません。
ユニットごとに、最適なデータ更新間隔(サンプリング間隔)で計測ができます。
取扱説明書 詳細編「測定ユニットのデータ更新間隔」
設定例
-
制御信号は、U8553 高速電圧ユニットで1 msサンプリングの高速記録
-
温度は、U8552 電圧・温度ユニットで1 sサンプリングの多チャネル記録
(U8552はサンプリング速度を遅くできるため、フィルターのカットオフ周波数を低く設定でき、低い周波数のノイズを除去できます)
ひずみ計測が可能
ひずみユニットで、多チャネルのひずみ計測ができます。
ブリッジボックスを内蔵しており、さまざまな結線法に対応しています。
メモリハイロガーLR8450|ひずみ測定